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社会は、虚構を共有することで成り立っている。
お金や法律など、社会の多くの制度は、「それを信じる」という合意のうえにしか存在しない。
虚構を信じきれない者から見れば、そのふるまいはどこか滑稽で、演劇的に見えてくる。
けれど、我々はそれらの見えない約束を信じて、同じ舞台の中で演じている。
あれもこれも演劇だと思うんだよね展 では、上演の形式や環境に縛られず、様々な作品や空間、戯曲、インスタレーション、衣裳展示、ワークショップなどを通して、「演劇の構造そのもの」を捉え直す場を目指します。
演劇を解体し、再考し、拡張する試みです。
虚構を共に信じること。
それは私たちの社会を支える根源的な力であり、
同時に、最も演劇的な営みではないでしょうか。
思いもしなかったあれも、これも、演劇的な営みによって成り立っているのかも。
隣屋『あれもこれも演劇だとおもうんだよね』展 2025
隣屋 Tonali-ya
演劇をつくるゆるやかなコレクティブ
演劇をつくる団体。主に既存の小説・戯曲を原案に置き、身体的な生理と発話される言葉を際立たせた作品創りを行う。距離のある言葉を現実に引き寄せ、テーマを浮き立たせる作風が特徴。2016年利賀演劇人コンクールにて観客賞受賞。2020 年以降、空間演劇やインスタレーション作品など、舞台芸術の枠に捉われずに演劇的手法を用いた作品を多数制作。近年は自身のアイデンティティや⺠族的・文化的感覚から要請される集団創作の方法を探る。所属メンバーは、三浦雨林(劇作・演出・代表 )、永瀬泰生(俳優・衣装)、杉山賢(俳優)、御舩康太(ダンサー)。多様な領域で活動するメンバーが、それぞれ のフィールドで得た視点を持ち寄り、協働によってアウトプットを形成する、ゆるやかなコレクティブ。

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